【樹木葬植物】しもつけについて

樹木葬につかわれる植物「しもつけ」
中国から朝鮮半島、日本にかけて分布する落葉性の低花木です。
その名称は下野国(しもつけのくに、現在の栃木県)で初めて発見された事に由来しています。
日本では栃木県だけでなく、北海道から九州にかけての山地に幅広く自生しています。
学名はSpiraea japonicaと言い、japonicaとは日本の事です。
地際から沢山の枝を出して広がり、晩春から初夏にかけて淡い紅色の小花を沢山咲かせます。
園芸品種には1株で白とピンクの2色が咲く源平、紫がかった濃い紅色のアンソニーウォータラーなどがあります。
しもつけの仲間は北半球に約100種が分布し、こでまりやゆきやなぎのように古くから日本人に親しまれている品種もあります。
育てる時は日当たり、水はけと風通しの良い場所を選びます。病気になりにくく、寒さ暑さにも耐えるので、育てやすい花木です。樹形が自然にまとまるので、特に手をいれる必要がありません。
枝が密集すると風通しが悪くなり、株の内側が蒸れて病気や害虫の被害を受けやすくなります。その場合は太い枝を株元20cmの所でバッサリと切り落とします。新しい枝を出させて、株の若返りを図ります。これを枝の更新と言い、作業の適期は2月です。

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