弔電を送る際のマナーとは?より一層お悔やみの気持ちを伝えるコツもご紹介
身近な方の訃報は、時に予期せぬタイミングで届くこともあります。葬儀や告別式に参列したいと思っても、遠方にいて物理的に間に合わないといったことはあり得るでしょう。また、最近では家族葬を希望する遺族も増え、親族以外は参列できない場合もあります。このように、どうしても参列が叶わない場合にお悔やみの気持ちを伝える方法として、「弔電」が用いられます。
弔電を送る際は、マナーに配慮する必要があります。今回は、弔電を送る際に最低限知っておきたいマナーについて、お伝えしていきます。
弔電を送る際、知っておきたいマナー
弔電特有の敬称を用いる
通常、手紙を出す際などには「〇〇様」といったような敬称を用います。しかし、弔電の場合は、弔電ならではの敬称を使います。
弔電に用いる敬称は、基本的に「喪主から見て、故人がどのような続柄に当たるのか」を考慮して用いなければなりません。例えば、お亡くなりになった方が喪主の方の「父」であれば、「ご尊父様」もしくは「お父様」を用います。お亡くなりになった方が喪主の方の「祖父」であれば、「御祖父様」などを用います。
喪主は、必ずしも個人の娘、息子とは限りません。弔電を送る前に、まずはどなたが喪主を務めるのかを、必ず確認しましょう。
忌み言葉を避ける
日本語には、「忌み言葉」と言って、弔電など葬祭の場面にふさわしくない言葉があります。例えば、「四」は「死」を連想させ、「九」は「苦」を連想させることから、忌み言葉とされています。そのほか、「重ね重ね」「たびたび」「引き続き」なども、「不幸を繰り返す」という意味合いに結び付くことから、避けるべきです。
また、宗派によっても、適さない言葉があります。例えば「天国」という概念は、仏教のものではありません。「天国で穏やかに」などといった文面は、仏教形式の葬儀においてはふさわしくないと言えるのです。また、故人の方がキリスト教を信仰されている場合、「供養」「御冥福」「ご愁傷様」などの仏教用語は適していません。弔電の文面を考える際は、故人の方の宗派を確認し、適した言葉を使うよう心がけましょう。
「辞退」の案内内容を間違えない
家族葬の際など、遺族が香典や供花などの辞退の案内を出すことがあります。この時、遺族が出した案内が「香典・供花・供物は辞退いたします」であれば、弔電は出しても問題ありません。「香典」が「お心づけ」とも言われることから、香典と弔電を混同してしまう方がたまにいらっしゃいますが、別のものであることはしておくと良いでしょう。
基本的には通夜の前までに送る
弔電は告別式に読まれます。遺族は事前にどれくらいの弔電が届いているかを確認し、告別式のスケジュールを調整しなければなりません。そのため、弔電は「通夜の前まで」に送ることがマナーです。とはいえ、通夜の直前は、遺族は準備に追われ忙しい場合が多いです。事前に通夜の時間を確認し、通夜の直前に弔電が届くことのないよう、時間を調整しましょう。
もし弔電を準備できたのが通夜前日となってしまった場合、こちらのような、急ぎ対応が可能な弔電サービスを利用すると良いですよ。14時までに申し込めば、その日のうちに弔電を届けてくれます。また、14時から18時の間に申し込めば、最短で翌日の10時までに弔電を届けてくれます。通夜前日の18時までに申し込めば、翌日届く時間を10時以降で指定できるので、通夜の時間に合わせ、遺族の方のご迷惑にならないタイミングで弔電を送ることができますよ。
VERY CARDはデザインが豊富な点も魅力です。美しい日本画が描かれた定番のデザインから、和紙などを用いた高級感のあるデザイン、押し花や刺繍、織りを用いたこだわりのデザインまで、故人の方との間柄に合わせて様々なデザインから選ぶことができます。故人の方のお好みに合わせた色合いやデザインの弔電を送れば、より一層、故人の方を想う気持ちが伝わりそうですね。
自分の言葉で、故人を偲ぶ気持ちを伝えましょう
弔電の文面は手紙のように自由に書くものではなく、マナーを意識して考えなければなりません。そのため1から自分で考えるとなると、やや難易度が高めです。電報サービスでは弔電用の文例を用意している場合が多いので、そのような文例を利用すると良いですよ。上記でご紹介したVERY CARDでも、1,000例以上の文例が用意されています。
電報サービスを利用し弔電を送る場合、用意されている文例そのままではなく、少しアレンジを加え、一部を自分の言葉に置き換えることがおすすめです。マナーに沿いつつ、故人と自分との間柄ならではのメッセージを添えれば、一層お悔やみの気持ちが伝わるはずです。
様々な事情により、葬儀に参列できない場合もあります。故人に直接別れを告げられないということは非常に残念ですが、その気持ちを弔電に込め、心からのお悔やみを伝えましょう。
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